こわい風疹

小児科医からの情報です。
うちの息子にも、娘の夫にも接種を勧めています


首都圏を中心に風疹が大流行です。今後発熱・発疹の症例は風しんを疑って診察する必要があります。
20〜40代のワクチン未接種の男性が流行の中心です。先天性風疹症候群の報告も増えています。
診断した場合は全例7日以内に保健所に届出る義務があります。
風疹の感染力はインフルエンザの5倍と言われています。
治療法はありませんし、脳炎や紫斑病など重篤な合併症を起こすこともあります。
ワクチン接種で予防できます。1回接種で95%以上効果があると言われています。
インフルエンザのように毎年接種する必要はありません。
こども達は1歳と小学校入学前の2回麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種をしており、
接種率も95%以上ですので、まずかかることはありません。
妊婦さんは接種できませんので、周囲の方がた、特にパートナーとなる20〜40代の働き盛りの男性の方がた
風疹だけでなく、麻疹風疹混合ワクチンの接種をして下さい。

海外に目を向けると、イギリスで麻疹のアウトブレイクがあり
イギリス政府は100万人にワクチン接種をすることになりました。

YouTube 風疹の流行を止めるために 
http://www.youtube.com/watch?v=C6tdFTZYUls

 ぜひご覧ください。