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新聞になってます8

 山陽新聞 夕刊 一日一題  3月23日

ラスト2回になりました。
今日はラストの原稿の締切りです。
うまくこのシリーズをまとめることができるか、不安です。


子育てにも<一息の抜き>を

「剣法に<一息の抜き>という教えがござる。何事も追い詰めてはならぬ、一息だけ、隙間を空けておいた方がよいとの諭しでござろうか」「一息の隙間が余裕となって剣が振るえ、危うい命も助かることがござる」「ひとを追い詰めず、一呼吸置いて接する」
3月11日付の本紙朝刊の小説「紫匂う」を読んで、「これだ! 剣法の教え<一息の抜き>が子育ての極意にも通じる」と納得の瞬間でした。
こどもを育てるということは、こどもと真剣に向き合うことから始まります。向かい合い、相手の呼吸を読み、気を抜くことができないから、大変、しんどいと感じる人が増えているのかもしれません。こどもを追い詰めて、こどもとの関係が危うくなる、周りの人たちが親や教師を追い詰めて危うくなる、というのが最近の子育て・教育の問題を生み出しているのではないかという気がします
2歳、4カ月の2人のこどもを育てている息子夫婦に、もっと早く<一息の抜き>を伝えておけばよかったと、ばあばの私も反省中です。親から見れば、いたずら盛り・反抗期の始まりの2歳の子を追い詰める息子の妻、その接し方を責めて、妻を追い詰める息子。お互い精いっぱいの子育て中、当然夫婦けんかです。
振り返れば、私たち夫婦も追い詰める子育てをしていたのでしょう。「こどもを怒りそうになったら、一、二、三と数えてから。そうすれば感情に任せて『怒る』のではなく、『叱る』になる」と子育て懇談会で話している私ですが。
 子育て世代の人には、<一息の抜き>で、真剣で楽しい子育てができる親になってほしいと思います。そして、そのような環境にするのが、私たち世代の務めではないかと思うこのごろです。