自己推薦入試(県立高校)

昔は学校推薦。
学校推薦で入学した生徒が
約束の部活を全うできなかったり、
入学後、何があったのか
担任や生徒指導の先生を煩わせたり、中退したりすると
次年度、その生徒の出身中学校からは
学校推薦では入学が難しくなるという噂があった。
だが、一般入試の前に
「落ちた!」を味わう15歳は少なかった。
今は自己推薦入試
ほとんどの生徒が受験するという。
「落ちた!」を味わう15歳が断然増えた。
自己推薦入試で4倍以上倍率だった普通科
 一般入試では定員割れ。
・合格した生徒と不合格の生徒が1ヶ月同じ教室で過ごす指導の難しさ。
・自己推薦で合格してから入学までの2ヶ月弱、家庭学習をどうするか。
・同程度といわれているA高校とB高校。誰が見ても成績の悪いほうのX君がA高校に合格し、成績の良かったY君がB高校を不合格。B君のイライラは増すばかり。
・C中学校の女子全員がD高校不合格だったのは、Zさんが待ち時間に騒いだからだ。という噂がまことしやかにささやかれる。
・生徒数が少なく、問題行動を起こす生徒が目立たない中学校のほうが、自己推薦入試では合格率が高いから、大規模校、目立つ問題行動を起こす生徒がいる中学校は不利を言う噂も保護者のあいだで受け継がれている。


部外者の私の耳にもいろいろな話が入ってくる。
きっといい面もいっぱいあるだろうに。
そんな話はひとつも入ってこない。
「『15の春』を泣かせない」と昔聞いたことがある。
「『15の冬』も大切にされているよ。」という話をぜひ聞きたいものである。